最終更新日 2025年10月29日 by eliyeliy
「自分に合う歯ブラシって、結局どれなんだろう…?」
ドラッグストアの歯ブラシコーナーで、ずらりと並んだ商品棚を前に、途方に暮れてしまった経験はありませんか?。
パッケージには「歯周ポケットに届く!」「歯垢除去率99%!」なんて魅力的な言葉が並んでいるけど、正直、何がどう違うのかよく分からない…。
そんなあなたの気持ち、歯科衛生士として毎日たくさんの方のお口を見ている私には、痛いほどよく分かります。
こんにちは!
歯科衛生士の井上 佳奈(いのうえ かな)です。
これまで12年間で、のべ8,000人以上の方に歯磨き指導をしてきました。
実は、正しい歯ブラシ選びは、毎日の歯磨きの効果を何倍にも高めてくれる、セルフケアの「土台」なんです。
せっかく毎日頑張って磨いているのに、自分に合わない歯ブラシを使っているせいで磨き残しだらけ…なんて、本当にもったいない!
この記事を読めば、もうあなたは歯ブラシ選びで迷うことはありません。
歯科衛生士である私が、専門家の視点と忖度なしの本音で選び抜いた「ドラッグストアで買える最強の歯ブラシ」を、ランキング形式で徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたにピッタリの「最高の相棒」がきっと見つかりますよ。
さあ、一緒にチェックしていきましょう!
目次
これだけ押さえればOK!プロが教える歯ブラシ選びの3つの鉄則
ランキングの発表の前に、まずは基本の「キ」。
これさえ知っておけば、もう大きな失敗はしなくなる「歯ブラシ選びの3つの鉄則」をお伝えしますね。
①ヘッドは「上の前歯2本分」のコンパクトサイズが基本
まず一番大事なのが、ブラシ部分である「ヘッド」の大きさです。
時々、「大きい方が一気に磨けて効率的でしょ?」とおっしゃる方がいますが、実はそれは大きな間違い。
ヘッドが大きすぎると、奥歯の裏側や歯が重なっている部分など、細かい場所に毛先が届かず、磨き残しの原因になってしまうんです。
目安はとっても簡単。
「ご自身の上の前歯2本分」くらいの大きさを選んでみてください。
「え、こんなに小さいの?」と感じるかもしれませんが、このコンパクトさこそが、お口の隅々までしっかり磨き上げるための秘訣なんですよ。
②毛のかたさは「ふつう」を選んでおけば間違いなし
次にチェックするのは、毛のかたさ。
「かため」「ふつう」「やわらかめ」の3種類が主流ですよね。
結論から言うと、特別な理由がない限り「ふつう」を選んでおけば間違いありません。
「かため」は汚れがよく落ちそうに見えますが、力が入りすぎて歯や歯ぐきを傷つけてしまうリスクが高いんです。
逆に「やわらかめ」は歯ぐきには優しいものの、コシが弱いのでプラーク(歯垢)を落とす効率が少しだけ下がります。
歯周病で歯ぐきが腫れていたり、出血しやすかったりする方以外は、まずは「ふつう」を試してみてくださいね。
③毛先の形で磨き心地が変わる!目的別おすすめタイプ
最後のポイントは、毛先の形です。
ここが一番マニアックな部分かもしれませんが、効果に直結するのでぜひ知っておいてほしい!
- フラットカット(ラウンド毛)
- 毛先が平らにカットされていて、先端が丸められています。
- 歯の表面に当たる面積が広いので、歯の表面のプラークを効率的に落とすのが得意です。
- 基本的な磨き方(バス法やスクラビング法)に適しています。
- テーパー毛(超極細毛)
- 毛先に向かって細くなっているタイプの毛です。
- この極細の毛先が、歯と歯ぐきの境目にある「歯周ポケット」にスッと入り込み、中の汚れを優しくかき出してくれます。
- 歯周病予防を特に意識したい方には、断然こちらがおすすめです。
最近は、この2種類を組み合わせた「ハイブリッドタイプ」もたくさん出ています。
自分の目的に合わせて選んでみましょう!
【2025年最新】歯科衛生士が本気で選んだ!ドラッグストア最強歯ブラシTOP5
お待たせしました!
それではいよいよ、ランキングの発表です。
今回は、以下の3つの基準で厳選しました。
- 入手しやすさ:全国のドラッグストアで手軽に買えること
- 性能:歯科衛生士の視点から見て、プラーク除去効果が高いこと
- コストパフォーマンス:毎日使うものだから、続けやすい価格であること
この3つを総合的に判断して、本気で選びました。
あなたの歯ブラシはランクインしているか、ぜひチェックしてみてくださいね!
第5位:GUM(ガム) デンタルブラシ #211
こんな人におすすめ!
- 歯周病が気になり始めた方
- ついゴシゴシと力を入れて磨いてしまう方
- シンプルな磨き心地が好きな方
まず第5位は、歯周病ケアの王道ブランド、GUMのデンタルブラシ#211です。
この歯ブラシのすごいところは、「先細毛」と「ザラザラ処理」のコンビネーション。
毛先が細くなっているので歯周ポケットに届きやすく、さらに毛自体に施されたザラザラの特殊加工が、ネバネバした歯周プラークを絡め取ってくれるんです。
ハンドルが余計な凹凸のないストレートタイプなのも、実はプロ目線では高評価ポイント。
ペングリップ(鉛筆持ち)で持ちやすく、細かいコントロールがしやすいので、狙った場所に的確にブラシを当てることができますよ。
第4位:クリニカPRO ハブラシ
こんな人におすすめ!
- 歯磨きの力が強すぎると指摘されたことがある方
- 奥歯までしっかり磨けているか不安な方
- 最新テクノロジーを試してみたい方
第4位は、ライオンのクリニカPRO ハブラシ。
これはまさに「テクノロジーで歯磨きをサポートしてくれる」一本です。
最大の特徴は、「力の入れすぎを音で知らせる」機能。
力が入りすぎるとハンドルの付け根がしなって「カチッ」と音が鳴るんです。
これ、画期的ですよね!
自分で思っている以上に、歯磨きの圧って強くなりがち。
この歯ブラシを使えば、歯や歯ぐきに優しい「適正な圧」を体感的に覚えることができます。
さらに、ヘッドが薄くてしなる「弾力フィット毛」なので、磨きにくい奥歯の奥にもしっかりフィット。
「今まで届いてなかったかも…」という場所に届く感覚は、ちょっと感動しますよ。
第3位:システマ ハブラシ コンパクト4列
こんな人におすすめ!
- 歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨きたい方
- 歯周ポケットのケアを本格的に始めたい方
- お口が小さめの方
第3位にランクインしたのは、システマ ハブラシ コンパクト4列です。
「歯周病ケアといえばシステマ」というイメージの方も多いのではないでしょうか。
この歯ブラシの心臓部は、なんといってもライオン独自の「超極細毛」。
その細さは、なんと髪の毛の約1/10!
この驚異的な細さの毛先が、普通の歯ブラシでは届かない歯周ポケットの奥深くまで入り込んで、汚れをしっかりかき出してくれます。
ヘッドも非常に薄く設計されているので、狭いお口の中でもスイスイ動かせます。
私自身も矯正治療をしていた時期があるんですが、装置の周りのような複雑で磨きにくい場所も、この薄いヘッドと超極細毛にどれだけ助けられたことか…。
歯並びが気になる方にも、ぜひ試してほしい一本です。
第2位:GC ルシェロ 歯ブラシ B-20 ピセラ
こんな人におすすめ!
- 磨き残しを徹底的になくしたい方
- お口が小さい女性や、中高生のお子さん
- 歯科医院で勧められたものを使いたい方
第2位は、歯科医院で見たことがある方も多いはず、GCのルシェロ 歯ブラシ B-20 ピセラです。
以前は歯科医院での販売がメインでしたが、最近はドラッグストアでも見かけるようになって本当に嬉しい!
ピセラの魅力は、圧倒的な「操作性の高さ」にあります。
ヘッドがとにかくコンパクトで、持ち手も絶妙なカーブを描いているので、どんなに磨きにくい場所にもピタッとフィットさせることができるんです。
先端にだけ少し硬めの毛を植えた「先端集中毛」が、奥歯の溝や親知らずの周りなど、一番磨き残しやすい「最後臼歯部」の汚れを逃しません。
一度使うと「こんなに磨きやすかったんだ!」と、その使い心地の虜になる人が続出。
まさに「痒い所に手が届く」歯ブラシです。
第1位:LION DENT.EX systema 44M
こんな人におすすめ!
- 歯ぐきがデリケートで、ブラッシング時に痛みを感じやすい方
- 歯周病予防とプラーク除去、どちらも妥協したくない方
- 「プロが選ぶNo.1」を試してみたい、すべての方へ!
そして、数ある歯ブラシの中から、私が本気で選んだ最強の1本は…
LIONのDENT.EX systema 44Mです!
これは、私の歯科衛生士仲間の中でも愛用者が本当に多い、まさに「プロ御用達」の歯ブラシ。
もしあなたが「どの歯ブラシにすればいいか、もう考えるのが面倒!」というなら、黙ってこれを選んでください。後悔はさせません。
この歯ブラシの神髄は、ライオンが誇る「スーパーテーパード毛」にあります。
第3位のシステマと同じ超極細毛なんですが、よりしなやかで、歯ぐきへの当たりが驚くほど優しいんです。
優しいのに、毛先のコシはしっかり保たれているので、歯周ポケットの奥のプラークを確実に掻き出す力も兼ね備えている。
この「優しさ」と「除去力」という、相反する要素を最高レベルで両立させているのが、44Mが最強である所以です。
歯ぐきを傷つけることなく、でも汚れはしっかり落としたい…という、私たちのワガママな願いを完璧に叶えてくれる、まさに理想の一本。
ドラッグストアで見かけたら、ぜひ一度手に取ってみてください。
あなたの歯磨きの概念が変わるかもしれませんよ。
あなたの歯ブラシ、大丈夫?交換時期と正しいケア方法
最高の相棒を見つけたら、その性能を最大限に引き出すための知識も身につけておきましょう。
交換のサインは「毛先がヘッドの裏から見える」こと
歯ブラシの交換時期は、よく「1ヶ月に1回」と言われますよね。
もちろんそれも一つの目安ですが、もっと分かりやすいサインがあります。
それは、歯ブラシのヘッドを裏側から見たときに、毛先がはみ出して見えたら交換のサインです。
毛先が開いてしまうと、歯にきちんと当たらなくなり、プラーク除去の効率がガクンと落ちてしまいます。
毎日チェックする習慣をつけてみてくださいね。
長持ちさせるワンポイント!使用後のひと手間
歯ブラシを使い終わったら、流水で根本の汚れまでしっかり洗い流しましょう。
そして、風通しの良い場所で、ヘッドを上にして立てて保管するのがベスト。
コップに立てる場合は、他の人の歯ブラシと毛先が触れないように気をつけてくださいね。
このひと手間が、歯ブラシを清潔に保ち、長持ちさせるコツです。
まとめ
今回は、歯科衛生士の私が本気で選んだ、ドラッグストアで買える最強の歯ブラシTOP5をご紹介しました。
最後にもう一度、大切なポイントをおさらいしましょう。
- 歯ブラシ選びの鉄則は「コンパクトヘッド」「毛のかたさはふつう」「目的に合った毛先」
- 歯周病ケアなら「GUM #211」や「システマ」
- 磨きすぎ防止には「クリニカPRO」
- 操作性重視なら「ルシェロ ピセラ」
- 迷ったら、プロが絶賛する「DENT.EX systema 44M」を選べば間違いない!
大切なのは、この記事を参考に、あなたにピッタリ合った一本を見つけて、毎日楽しく歯磨きを「続ける」ことです。
どんなに高い歯ブラシを使っても、続かなければ意味がありませんからね。
「続けられるケアこそ最強」なんです。
この記事が、あなたの最高の相棒を見つけるきっかけになったら、めちゃくちゃ嬉しいです!
今日からさっそく、新しい歯ブラシで最高のセルフケアを始めましょう!






